部屋が寒い

だいたい寝ています 起きている間のことを書く

秋きた

一昨日は撤去された自転車を千本三条まで取りに行った。帰り道、久々に超便利乗り物を自由に乗り回すことが叶い、ささやかな全能感。空いている車道や、御池通りの広い自転車道をすいすい進む。額に受ける風の冷たさが気持ちよい。他に着る服がなくて仕方なしに引っ張り出してきた皺々の長袖ブラウスが丁度よい気温の夜だった。

京都に来てからというもの、(とある会合の開かれるタイミングによって満月と新月をだいたい把握できるようになり、)月を見上げる機会が増えた。さっきまでくっきりしていたはずの満月を、ひとつ次の交差点で信号待ちをする間もう一度あおいでみると叢雲がかかっている。個人的に、厚い雲が一時的に太陽を隠しているときには、(真昼の空としては60点程度の)残念な光景に感じられるのだけど、ヴェールのような雲が月の輪郭をぼかしているときには、いつになったら月の真正面から流れ去ってくれるのだろうと目が離せなくなる。ので、たぶん、好きだ。と言わざるを得ない。動く雲を眺めるのは雲を動かしている風を眺めているのと同じことだなあ。私はよほど強風が吹き荒れているときでない限り風向きを感じ取ることが本当に苦手で、タバコの煙が人にかからないようにする、という類の気遣いを実現できたことがほとんどない。

そういえば夏休みが終わると同時にタバコが値上がりした。10月1日は最悪の日だ。今日も月は綺麗だったけど、朝から口の中が膿の味で、確認すると扁桃腺が腫れていた。自転車があるのにバイトには遅刻しかけたし、サドルについてた鳥のフンを拭くものがなくてハンカチを使ったので捨てて、麻雀は失敗続き。勝っても負けても耳鳴りがした。本走中に遅れていた生理が来て、痛み止めは8時間のシフトがもうすぐ終わるというときにやっと効いてきた。好きな人に会えたら全部大丈夫になる気がしてたけど、会えなかったし、少しだけ酔って妙なLINEを送った。友達は胃腸を壊して病院送りになり、両親にはそろそろ前期の取得単位数がバレる。2限があるのも構わず夜更かしをして、そして早朝これを書いている。バイト先にタバコを置いてきてしまったので、吸いたくなったらコンビニまで歩かなきゃ。チャリでもいいんだけど、せっかく取り返してきた私のチャリはパンクしているのか油をさしていないからなのかわからんが、漕いでいると変な音が鳴るので。恥の多い生活。秋になってもやっぱり移動だけで汗だく。冬よりマシ、夏よりだいぶマシ、春よりタイプ。あとは短くなければ超愛してた!