部屋が寒い

だいたい寝ています 起きている間のことを書く

また4月が

きたよ…やめてほしい…春は出会い(負担)と別れ(負担)の季節♪早く秋になってほし〜。

春に誰かと出会わなければならないのも、春に誰かと別れなければならないのも苦痛だ。私の肌に何かの芽がねじ込まれ育っていくような、そして育ちきったそれを、自然に枯れるのを待たず刈り取られるような、そういう痛み。

知らない間に空気が暖かくなってきて、身の回りに知らない人が増えた。知らないだらけだ

この1年間は何も思い通りにことが進まなくて、迷路の行き止まりに布団を敷いて寝泊まりする生活といった感じで、それなりに楽しく、それなりに得るものも多かったような気がする。ずっとそこにいてはいけないらしい。布団を畳んで引き返し、正しい道を探しに戻るのは大変そうでたいへん嫌だ。たいへんだらけだ

熊野寮というところ自体、行き止まりの中に建てられたものなのではないかしら。もしくは建てられたあとで、行き止まりとして機能するようになったのではないかしら。私はずっとここにいたくて、だけどなるべく早く出ていかなければならないような気も、常にしている。そしてこのせめぎ合いは年々激しくなるのだろうという予感がある。年々、というのは、私がなにかに堰き止められながら他のなにかを堰き止める、そういうものになっていくにつれて。

新入寮生というひとたちはみんなきらきらして見える。新入寮生と呼ばれていた頃の自分がどんな眼差しを向けられていたのか、つい想像してはさみしくなったり。私というキャラクターはあまり、一目惚れしたとか、なんとなく面白そうな人だと思ったとか、そういう評価を受けない。なんの原石でもないが、かかわるひとたちが勝手に磨いてくれることが多く、そういう運の良さは気に入っているけど。最初から瑞々しくひかっている人を見ると、つい羨んでしまう。そして私はとてもあさましい、恋愛中毒の女なので、いやな心配をしてしまう。要は、私を眺めるうちにひかって見える角度を見つけてくれたのであろう好きな人が、そんなふうに手間をかけなくても輝いているのを観測できる人、の方を選ぶようになるのではないかという心配。まあそんなのは、春であっても春でなくても起きてしまうことだけど。私よりすてきな人なんていくらでもいて、それは元々わかっているけど、これ以上知り合わないでいてほしい、なんて自分で言っておいてなんだが酷い話だな。何にも縛られないで、どこにも閉じ込められないでいて、と思っているので、さっき書いたのは全部うそです。